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ひとり歩きの残像感
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と或る日、
愛情を無くした詩人は沈黙した。

しかし彼は事象で読みとく言葉遊びを閃いた。

明くる日。
怪鳥が鳴く下、死人を陳列した。



私はそんな死人になりたい。


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蚯蚓が道端で溺れているのを横目に

─こんな不条理にさえ愛を注ぎたいのに
 なぜか不条理な愛を人に注いでしまう─

今日もアスファルトは頑なです
私達の瞳の孔で踊る
優美な屍骸たち

甚だしい現実は
いつも私達にとって耽美的

まるで
狂って鳴くかの様に

けれど
淑やかに光を奏でる様に




また蒼いパンを食べましょう
ご一緒に

「甘えだとか慰めだとか

 人を莫迦にするのも大概にして頂きたい

 私は愛した人しか抱きません

 貴女、及び、嘗て貴女を抱いた人とは

 違う種別の人間ですから

 嗚呼、苛苛する

 嗚呼(カァ)・・・

 カァ・・・」



白鳥に囲まれた烏が

溜息を吐くのを

私は愛おしく見ていた

一切合切

黒ければ好いのに



という夢を見た、




という事にしたい

 

繊細な幻想を抱き続けることで
此の世界に限り限り獅噛み付いている
世の不適合者各位へ

此の世界は決して敵ではないが
私たちが住むには
あまりにずぼら過ぎるのだよ

そこから救いを求める
私と共鳴している貴方も
未だ逢わぬ貴方も
いつも掬われるのは足ばかりだけど

私は貴方達の為に
幻想を灯しているのです

ぼやいた群青色には
慰めの口付けを

ぼやけた此の世界には
出鱈目の愛を

プロフィール
HN:
42
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
ゆめうつつびと

書を20年は続けておりますが
書家という肩書きは嫌いです。

私は時に猟奇的で残酷と
評されるほどの
容赦をしない夢を美しいと
心底思っているのだ。

術(書)を持って美(夢)を
追求するという意味では
私は書家ではなく
アーティストなのかもしれない。

太陽が月より
眩しいとは限らないのだ。

この場所は
夢を彷徨うひとつのオブジェ
としての私の断片。

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