ゆいごん（案）

ひとり歩きの残像感

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2024/05/05 (Sun)

十二月二十六日

歪んだ平行線の美しさを

共鳴し合える夢見心地の綱渡りは

ワインを彩る六月と

余韻を嗜む二月の

とある十二月の通底器

またお会いしましょう

2009/12/28 (Mon) 返信 Trackback() Comment(2)

戀愛

ふたつの腕に空いた針孔は

甘美な夢と夥しい現実の入口出口

その陽と陰の斑な森で

秘めやかな道をひく如く

赤い糸は

そっとふたりを紡いでいる

2009/12/24 (Thu) ゆいごん Trackback() Comment(0)

約数＝割り切れる整数≠割り切れない心情

八本の蝋燭に
何を望もう

四本の吸殻に
何を隠そう

日本の未来に
何を憂おう

一本の薔薇に
何を託そう

2009/12/24 (Thu) ゆいごん Trackback() Comment(0)

射界現象

歪んだ月を背に
一秒後の影を踏む

思考は錯誤し
誘惑の言葉

「もう諦めてしまいなよ」

そこへすかさず
優美な言葉

「どうか壊れませんように」

魔が差した世界に
陽が射した私の

「おはよう」

優美な世界

2009/12/08 (Tue) 返信 Trackback() Comment(0)

足許に浮かぶ月

その顔を夜空に向けられず
月が見られないと涙を流すのなら
そのまま俯き過ごせばよい

悲しみに更けた足許の水面でも
密やかに淑やかに
もしかすると
夜空に浮かぶそれよりも美しく
漂っているのだから

2009/11/22 (Sun) ゆいごん Trackback() Comment(0)

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プロフィール

ＨＮ：

ＨＰ：

L'atelier de 42

性別：

非公開

自己紹介：

ゆめうつつびと

書を２０年は続けておりますが
書家という肩書きは嫌いです。

私は時に猟奇的で残酷と
評されるほどの
容赦をしない夢を美しいと
心底思っているのだ。

術（書）を持って美（夢）を
追求するという意味では
私は書家ではなく
アーティストなのかもしれない。

太陽が月より
眩しいとは限らないのだ。

この場所は
夢を彷徨うひとつのオブジェ
としての私の断片。

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