忍者ブログ
ひとり歩きの残像感
[6]  [7]  [8]  [9]  [10]  [11]  [12]  [13]  [14]  [15]  [16
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

わたしの無音の雑音と

あなたの無音の雑音は

決して同じ音ではないのだろうけど

少なくともその音を聞いてあげることくらいは

出来るような気がするのです

もし

若しも

お互いの音が聞こえるのなら

一緒にダンスを踊りましょう

PR
海星の足下の

人の間に散る花は

季節を外して

淑やかに火を溢す

それを

夜空のお皿に

盛り付けて

静寂という香料を

一滴

二滴

仕上げに言の葉を添えたら

甘美な愛の出来上がり

目覚めが覚束無いのなら
耳鳴りが五月蝿いのなら
思考の舌が縺れるのなら
触れられず狂れるのなら
それらが鼻につくのなら

その五感のひとつずつを
お古のビンの中に入れて
何人に眺めて貰えばいい

然うしたら

私には何が残るのだろう

世界の終わりを目の当たりにした二輪の竜坦は

その鈍色の景色を儚く美しいと感じ合っていた

最後の希望さえも摘まれてゆくであろう世界の中で

別の予感はそこに存在していた

褐色の日曜幻想を吹かしながら

私はまた世界の終わりを望んでいる
見えないものを見ようとして

見えないからこそ見ようとして

見よう見まねで見ようとして

それでも見えないのなら

いっそのこと見るのをやめてみる

然うしたら見えないものが見つかった


プロフィール
HN:
42
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
ゆめうつつびと

書を20年は続けておりますが
書家という肩書きは嫌いです。

私は時に猟奇的で残酷と
評されるほどの
容赦をしない夢を美しいと
心底思っているのだ。

術(書)を持って美(夢)を
追求するという意味では
私は書家ではなく
アーティストなのかもしれない。

太陽が月より
眩しいとは限らないのだ。

この場所は
夢を彷徨うひとつのオブジェ
としての私の断片。

カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
最新CM
[09/20 陽風]
[09/20 六月]
[07/20 陽風]
[07/19 六月]
[12/29 陽風]
カウンター
忍者ブログ [PR]