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ひとり歩きの残像感
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身体で泣くことさえ出来ずに

その奥深くの内側で

ひっそりと

哭いているのなら

自らの身体を切るように

透明な血を流せばいい

然うして

流れる涙は

不可思議で美しい

幻想の泉を

つくりあげて

哭いている心さえも

きっと凪いでくれるだろう

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不都合に時は流れて

不確定な私は爛れて

不平等に空は拗れて

不謹慎な愛は萎れて

また此れを繰り返し

言葉も数字も感情も

滑稽に空中分解

たまに訪れる安堵感は

ほんの気休め

物憂げに

毎日は錯裂し

四方に

無責任な道をつくる

私の中に宿る幻想は
燻ったまま
やがて少しずつ窶れていくのかもしれない

けれども

この出来損ないの情熱は
いまだにほんの微かな熱を帯びている

篠突く焦燥をこの身体に浴びて
感情が枯渇しようとも

真っ黒い世界のなかで
真っ白な灰になるまで

もがきつづけて


夜空にぶら下がった蛻の空
尾鰭の付いた葛藤
この痙攣したままの星で
何処へ彼処へ放つ願い

淑人に茶化された焦燥感
発条仕掛けの愛想
この痙攣したままの星で
ただ一向に惑う憂い

如何して 四方に散撒いて 模糊に彷徨う
如何して 余所で薔薇泣いて 此処で微睡む

淑人に茶化された焦燥感
発条仕掛けの愛想
この痙攣したままの星で
ただ一向に惑う憂い

如何して 四方に散撒いて 模糊に彷徨う
如何して 余所で薔薇泣いて 此処で微睡む

月灯り 行き詰まり
差し当たり また昨日を象って

然うして 四方に散撒いて 模糊に彷徨う
然うして 余所で薔薇泣いて 此処で微睡む

如何して 四方に散撒いて 模糊に彷徨う
如何して 余所で薔薇泣いて 此処で微睡む

プロフィール
HN:
42
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
ゆめうつつびと

書を20年は続けておりますが
書家という肩書きは嫌いです。

私は時に猟奇的で残酷と
評されるほどの
容赦をしない夢を美しいと
心底思っているのだ。

術(書)を持って美(夢)を
追求するという意味では
私は書家ではなく
アーティストなのかもしれない。

太陽が月より
眩しいとは限らないのだ。

この場所は
夢を彷徨うひとつのオブジェ
としての私の断片。

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