ひとり歩きの残像感
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abcdefgh jklmnopqrst vwxyz
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abcdefgh jklmnopqrstuvwxyz
玻璃の雫を包み込むように
舞い落ちた花瓣をあやすように
吐息を指でなぞるように
密やかに愛でて
傷跡を消して
痕跡は残して
それでも幻影が形を帯びて
魘されるのなら
それでも感情が屈折をやめず
悶えるのなら
それでも
それを繰り返そう
何度でも
何度でも
舞い落ちた花瓣をあやすように
吐息を指でなぞるように
密やかに愛でて
傷跡を消して
痕跡は残して
それでも幻影が形を帯びて
魘されるのなら
それでも感情が屈折をやめず
悶えるのなら
それでも
それを繰り返そう
何度でも
何度でも
二つの不器用で不揃いな眼
いつでもぼんやりと
正しいと言われる色さえもわからず
現在を見る事も儘ならないまま
その片方は未来を
もう片方は過去を
執拗に眺めては
悲観的観測ばかりしてしまうのだが
最も近くにあるはずの
目の前の現在に
そっと焦点を合わせてくれたのは
もう二つの不器用で不揃いな眼
負と負をかけるように
不揃ったものたちを並びかえて
均衡をはかるように
ふわりと流れていく瞬間を
この眼とあの眼で眺めていられるのなら
否定を繰り返していた毎日をも
否定することさえ出来るのかもしれない
いつでもぼんやりと
正しいと言われる色さえもわからず
現在を見る事も儘ならないまま
その片方は未来を
もう片方は過去を
執拗に眺めては
悲観的観測ばかりしてしまうのだが
最も近くにあるはずの
目の前の現在に
そっと焦点を合わせてくれたのは
もう二つの不器用で不揃いな眼
負と負をかけるように
不揃ったものたちを並びかえて
均衡をはかるように
ふわりと流れていく瞬間を
この眼とあの眼で眺めていられるのなら
否定を繰り返していた毎日をも
否定することさえ出来るのかもしれない
四季に寄り添っていようと
春に蠢いて
夏に嗄れて
秋に愁って
冬に疼いて
いたのだけれども
露程もそれぞれの季節は感じられなかった
それでも
春は疼いていた私を
夏は蠢いていた私を
秋は嗄れていた私を
冬は愁っていた私を
気付かぬように
少しずつ
曖昧な境界線を描いては
確実に変えていた
春に蠢いて
夏に嗄れて
秋に愁って
冬に疼いて
いたのだけれども
露程もそれぞれの季節は感じられなかった
それでも
春は疼いていた私を
夏は蠢いていた私を
秋は嗄れていた私を
冬は愁っていた私を
気付かぬように
少しずつ
曖昧な境界線を描いては
確実に変えていた
プロフィール
HN:
42
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
ゆめうつつびと
書を20年は続けておりますが
書家という肩書きは嫌いです。
私は時に猟奇的で残酷と
評されるほどの
容赦をしない夢を美しいと
心底思っているのだ。
術(書)を持って美(夢)を
追求するという意味では
私は書家ではなく
アーティストなのかもしれない。
太陽が月より
眩しいとは限らないのだ。
この場所は
夢を彷徨うひとつのオブジェ
としての私の断片。
書を20年は続けておりますが
書家という肩書きは嫌いです。
私は時に猟奇的で残酷と
評されるほどの
容赦をしない夢を美しいと
心底思っているのだ。
術(書)を持って美(夢)を
追求するという意味では
私は書家ではなく
アーティストなのかもしれない。
太陽が月より
眩しいとは限らないのだ。
この場所は
夢を彷徨うひとつのオブジェ
としての私の断片。
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